ここでは相続の事前対策の重要性とそのメリットについてお話ししていきます。
老後の生活設計、資産の有効活用も考えた総合的な対策を
相続の手続には3つの重要な期限があります。
1 相続放棄・限定承認 相続発生から3ヶ月以内
2 準確定申告と納付 相続発生から4ヶ月以内
3 相続税の申告と納税 相続発生から10ヶ月以内
事前に全く対策・準備をしていなければ相続財産がどれだけあるのかを把握することからは
じめなければなりません。どこにどういった書類があるのかもわからなければ財産を把握す
るのに時間と手間がかかり、かつその間に死亡後の各種手続きもしなくてはならないので時
間が足りないのです。
財産の把握ができたところで遺産の分割をすることになりますが遺産分割協議が長びき相続
税の申告期限までに話し合いがつかなければ未分割で申告することになり相続税の特例がつ
かえず余分な税金を納めることにもなりかねません。分割が決まってから更正の請求をする
こともできますがいずれにしても時間と手間がかかってしまいます。
相続では分割対策と納税資金対策が重要になってきます。事前に財産の把握をしてどのようにわけるかを考えることによって財産を分けやすくしたり遺言書を作成するなどの対策をすることができます。
納税資金についても事前に財産の把握をし納付すべき相続税額を計算することによって保険によって納税資金を準備したり資産の組み替え等の対策をすることができます。
また積極的に生前贈与等を行うことによって相続税額を減らす対策をすることができます。
老後の生活設計のためにも事前に財産の把握を把握をしておくことは大切です。老後の生活資金として準備しておく金額はいくらなのか。そのことを把握することによって生前贈与にまわせる金額も明確になります。子、孫に贈与しすぎて老後の生活が苦しくなってしまっては本末転倒になってしまいます。有意義な老後の生活を送るためにも事前にしっかりとした準備が必要になってきます。
お気軽にお問合せください